土屋きみやす−ツッチーレポート

2008年01月の記事

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2008年1月31日(木) 23:43

2008/01/31 23:43

 先日、栗山町議会から先日の講演に対する感想文が何通か添付されてきたので、そのポイントをピックアップしてご紹介させていただく。

@. 「協働」の考え方と実践については、早く栗山町にも浸透してほしい
  ものであり、我々職員の理解度も高めていかなければならないと感じ
  ました。
A.“協働は官益ではない”という言葉は印象的でした。
B. 決算を重視し次年度予算に生かすという考え方は、私も常々思ってい
  ることであり、単に残った金額の多寡に拘るのではなく、効率性、経済
  効果などを重視する点については“わが意を得たり”という感想を持ち
  ました。
   栗山町もこのような視点にたって今後の公共経営を進めていければと
  思います。
C. 行政・議員・民間と様々な経験をなされており講演にも説得力があり
  ました。お話も上手で飽きない講演であったように思います。すばらし
  いご講演ありがとうございました。
D. 先生の考える(3つの)協働の前提という視点は大変説得力がありました。
E. 土屋先生のお話をお聞きして、市長に就任されて、市職員の意識を変
  えてこられたこと、そして、条例等を明確に整備されたこと、これらを
  先んじてリーダーとしてのビジョンを持って取り組まれたことが、今の
  大和市につながっているのだと思いました。
F. 大変わかりやすい図を元に教えていただきました。先生の町民・議会
  ・行政のパワーバランスが重要というお話はよく分かりました。常にそ
  の均衡と緊張関係を意識して、単純ですが「町民のより良い生活」に向
  けて町政を進めていくことが重要と思いました。内部の力学だけに捉わ
  れないように、広くアンテナをはり、また一方で足元を見つめなおしな
  がら取り組んでいくことが必要と感じました。
G. 先生の「地域ごとの課題、プライオリティは違う」という点が重要と
  思います。地域の自律した活動への支援と同時に必要なのが、協働の前
  提となる「合意形成」の仕組みであり、地域住民が優先性や緊急性を一
  緒に考えることがとても重要なことと思いました。栗山町においても、
  自治基本条例の策定プロセスと実践の積み重ねこそが重要だと感じました。
H. 総合計画について、様々なポイントが簡潔にまとまられていて、大変
  参考になりました。−中略ー また、今なお課題だと感じたことが、ビ
  ジョンとミッションの明確化でした。云々。
I. 今後の決算も含めた議会のチェック機能、また、住民参加のシステム
  や計画行政、予算編成と連動した、外部評価も含めた政策評価の仕組み
  が重要と思います。当日はお聞きできませんでしたが、政策評価の取り
  組みに対する先生のお考えも拝聴したく思いました。
  −中略ー
  お話の時間があっという間に感じ、もっと様々な思いが巡りました。
  お忙しい中に貴重なご講演有難うございました。

  以上。ポイントを抽出して箇条書きにした文責は私にありますが、当日 の皆さんのご感想はこれらのご意見で出ていると思います。
  私も、当日の雰囲気と今回の感想文で大よそ受け留めることができました。

  栗山町のみなさん、ありがとうございました。

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2008年1月28日(月) 11:43

2008/01/28 11:43

北海道夕張郡栗山町議会研修会での私の講演の時に、3人の方から質問があったことは報告したが、その内容についてふれる。

 最初の人は「大和市の市民との協働と市民自治区」の活動内容をもう少し詳しく、とのことだったので実践例をお話しした。
 協働事業では、構造改革特区第1号で4年後の昨年4月には全国的な制度になったNPO団体との「移送サービス」の話。
 自治区制度では、「1分間サービス作戦」、「わんわんパトロール」、「レディース・エンジェルス」などの防犯パトロール、環境美化活動、そして渋谷西地区での福祉活動などを話した。
 ちょうど、栗山町でも自治区を進めているところとのことで、大和市の市民自治区は栗山でも注目されていた。
 東北のある自治体での軽微な土木事業は地元が率先して行う例などは、私よりも詳しかった。
 
 お2人目は、「要綱行政」についての問題提起を、私が市会議員時代に一般質問し、市長になって条例や要綱を見直させ、整理させた件についての具体的な経過と内容についてであった。
 このテーマ1つに絞っても1時間以上の講義や講演が出来る内容なので、本質的な課題を法制度の点からお話し、後日大和市の条例整備の経過資料をお送りした。

 このお2人は議員さんだったらしい。

 さて、3人目の方は町民の方であった。
 大変しっかりした質問で、お答えすることで、私の言葉不足を補足説明することができた。
 それは住民投票に関することで、
 @ 今まで住民投票を行ったことがあるか?
 A 住民投票の発議は市長や議会もできるのか?
 B 住民投票の結果には従わなければならないのか?
 という3点だった。
 むろん、
 @ 未だ行ったことはない。
 A 当然、市長も議会も発議出来る。
 B 拘束力はないが、結果はできるだけ尊重しなければならない。
 とお答えした。

 熱心な皆さんでしたから、未だ質問の手が挙がりそうな雰囲気もあり、私としては職員の質問も受けたいと思ったが、講演・質疑の2時間も過ぎたので終わりとなった。
 講演後、廊下でお会いする数人の方から「イヤー、良かったです」とか「今までの講演では聴けなかった実務からの話でしたから面白かった」とお褒めをいただいた。

 ところで、神社の元旦祭や新年会などでお会いした複数の自治会長から、大和市ではこれからも自治会などが中心となって“自治区を存続させていく”というお話を聞いた。

 後日、或る大学教授にその話をしたら「それこそ本当の自治ですね」と言っていた。
 
 “主、主足(た)らずとも、民、民足(た)らざるべからず”

 最近、市長選挙は大きな失敗だったと実感している皆さん!
 市民は健全です。

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2008年1月23日(水) 23:27

2008/01/23 23:27

栗山町報告第2弾:

 講演で「行政・住民・議会の三者がバランス良く、正三角形の相互関係が理想であるが、栗山は議会が突出している」と言ったら、研修会のあとの懇親会で椿原町長が「町もこんなことやっています」と言って資料を下さった。
 それは「わがまちくりやま会議」という冊子で、題は「栗山のまちづくりへ4つの提言〜町民ワークショップと町民アンケートをもとに〜」というものであった。
 謙虚な椿原町長は控え目に「平成17年から2年かけて約70回、ワークショップや会議・フォーラムなどをやりました」と言い、その関連事業の一覧表も下さった。
 夜の10時過ぎであった。
 やはり先進自治体は議会のみならず長もその熱意が違う、と感じ入った次第である。

 ところで、栗山町のURL「www.town.kuriyama.hokkaido.jp」の1月18日のニュースに私の講演のことが掲載されているので、ぜひアクセスして見ていただきたい。

 へそ曲がりで判官贔屓、それに困っている人を何とかしたい私は、現在の私に暖かいご支援をして下さっている方に、北海道土産は「白い恋人」を買ってきた。
 まだ、本店・工場は3人の女の子が2〜3品種を売っている一部開業状態(1月末平常通り予定)だったが、希少価値もある。
 そもそも、「白い恋人」や「赤福」で食中毒あった?
 ミート何とかや、船場何とかとは違うと思うので、激励の意味で買ってきました。
 賞味期限は90日とか120日とか言っていたけど、明日(24日)夜のライヴに来て、「ブログ見たよ」と言って下さる方先着24名に1枚づつプレゼントします。
 場所は相模原市橋本HKビル「HKラウンジ」です。

 私がボケないようにやっているブルーグラス音楽を演奏し唄わせて下さる関係者と、我がバンド「グレート・ピース・ピッカーズ」のメンバーに感謝です。

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2008年1月22日(火) 09:52

2008/01/22 09:52

 1月17日、北海道夕張郡栗山町議会の議員研修会に招かれ、講演をしてきました。
 栗山といえば「議会基本条例」を全国で最初に制定し、その条例に従ってさまざまな活動をしている有名なまちです。

 前日に札幌に行き、姉夫婦と甥夫婦の店「ジャムジカ」に。

 翌17日は、札幌まで中尾議会事務局長がわざわざ迎えに来て下さり、午前中から栗山町に。
 橋場議長や若手の山本議員らとしばし情報交換。

 午後は全国から殺到する視察を傍聴。
 あまりの多さに、対応する栗山町議会は毎週木曜日にまとめて受け、挨拶・説明・質疑で2時間。
 この日は少なくて、静岡、愛知、東京、北海道、群馬などの市・区・町議会議員や行政職員が6団体34名でした。
 視察する側も議員さんや行政職員、さすがに活発な質疑などでした。
 最後に私が紹介され、挨拶と少しのコメントをさせていただきました。
 来週は10団体61名の予定とのこと、ご苦労様です。
 (そういえば、まとめて受けることや、なるべく質問などの発言時間を多くしてやることなど、以前私も提案していたことでした。)

 さて、本番は午後6時から。
 橋場議長と小寺副議長をはじめとする18名全員の議員、総合計画審議会会長の松原商工会議所会頭をはじめとする町民の皆様、そして椿原町長をはじめとする町職員の総勢71名で会場は満席でした。
 講演の内容は、大正大学や最近の明治大学政経学部、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科で行っているものとほとんど同じ私の地方自治に対する理念や哲学、そして大和市での行政実例などでした。
 1時間半の講演と30分の質疑でしたが、2人の議員さんとお1人の町民の方から質問も実務的で大変レベルの高いものでした。
 総体として皆さん大変熱心で、話をしている最中もその反応の良さをひしひしと感じ、私としては講演し甲斐がありました。


栗山町議会議員研修会にて


全国で最も進んでいる議会からの講演依頼、力が入る


議員全員、住民、町議員で70名以上、会場は満員


 講演終了後の懇親会で、またまた町長や正副議長と談論風発。
 栗山のホテルに帰り、夜中に入った雪景色の露天温泉も、達成感と満足感で最高でした。

 翌朝も札幌まで送っていただき、札幌からは姉夫婦と小樽へ。
 前回は夜の小樽でしたが、雪の降りしきる昼間の小樽も情緒がありました。

 北海道は、短い夏も、雪景色の冬も、秋の紅葉も、若葉・新緑の春や初夏も最高です。
 次は、どんな依頼があるか?
 私が北海道でのイベントを企画するか?
 そんな事を考えながら、飛行機に乗り込み帰途につきました。

 職員の感想文が届く予定ですので、近くご紹介いたします。

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2008年1月15日(火) 09:49

2008/01/15 09:49

1月は忙しい。

 明治大学政経学部での講義が8日と15日、明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科で修士課程の学生さんへの講義が11日。
 
 11日の明大公共政策大学院での講義は面白かった。 
 修士課程の学生には神奈川県内や埼玉県内と都内の議員さん、23区内の区長さん、自治体職員も大勢いて、話がし易いと同時にやりにくかった。

 理解度は高いので、その点はやり易い。
 「繰越明許」等、用語の説明をしなくてよいので講義がスムースにできる。
 そして反応が早いし、良い。
 ジッと講義を受けるより、質疑応答やディベートを好むであろう顔ぶれだから、講義は1時間に収め、30分の質疑応答を行った。

 講義の内容は、私の行ってきた行政実例や理念・哲学などの考え方と、昨年4月までの大和市の先進的な自治体行政全般である。
 今までの大和市は有名であり、またその評価の高さを改めて実感している。

 ありがたいことに大学院からは2月の集中講義の依頼も頂いた。

 17日には北海道夕張郡栗山町に招かれ、議員さん、総合計画審議会委員をはじめとする町民の皆さん、町職員に講演の予定である。

 栗山町議会は「議会基本条例」の制定と議会・議員活動では全国一であろう。
 その議会から、これからの地方議会のあり方の講演依頼である。
 相手にとって不足どころか、多いに話しがいがある。
 ファイト満々である。

 18日以降にその報告をいたしますので、御期待下さい。

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