土屋きみやす−ツッチーレポート

2013年05月の記事

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2013年5月31日(金) 20:26

そういえば御案内をしていなかったので・・・・急ですが



 スケジュールに忙殺されていて、皆様にご案内するのを忘れていました。
 6月2日(日曜日)、大和市内、入場無料の楽しいブルーグラス・ライヴです。
 是非おいで下さい。

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2013年5月19日(日) 16:33

さざえ堂を完成させた大正大学が頑張っている。

 家内から「そろそろ、『八重の桜』も良いけどブログ更新したら?」っていわれており、気になっていた。
 「八重の桜」といえば、褒めるばかりでもない場面が時々ある、ということを先日、感じた。
 最近の放映にあるように、薩摩の西郷吉之助(隆盛)が大久保一蔵(後の利通)とほとんど一体の考えと行動で岩倉具視らと共に倒幕運動をしていた、というのは誤りである。大久保のほうは岩倉と一緒に行動していたが、西郷は違う。
 明治になってから、征韓論(必ずしも征伐や征服の意味ではない)が採用されずに下野し、西南戦争を起こした西郷と、岩倉等と、政治や軍政・経済・法制度などの勉強のために足掛け3年も外遊していた(岩倉使節団)大久保とは、既に幕末から考えが違っていた。

 ドラマに限らず、歴史を解説するテレビ番組にも、首をひねる場面や発言が多い。

 何度か再放送されているBSの歴史解説物で、とても恥ずかしいことに我が母校の某青山学院大学教授(官僚あがり)が「岩瀬忠震と比べれば坂本龍馬なんかチンピラですよ」と言っていた。「一番じゃなければいけないんですか?」発言の蓮呆(じゃない)蓮舫参議院議員は同窓生の恥だが、この人は教授であり、大学の恥である。

 確かに岩瀬忠震は私の尊敬する有能な幕臣(今でいう外務官僚)で、彼や井上信濃守や永井尚志という外務官僚がいたからこそ、日米修好通商条約が堂々たる国家として締結されたのである。岩瀬こそ条約批准のためにアメリカに行くべき人材だったが、大老井伊直弼に利用するだけ利用され、条約締結後失脚させられた。(晩年を墨田区で過ごして淋しく死んでいった岩瀬忠震の事は、昨年夏、墨田ロータリー・クラブで講演した。)
 とにかく、岩瀬を大きく表現するために、龍馬をクソこなしにする必要はまったくない。
 薩長同盟と大政奉還という偉大な業績を残した龍馬を、この場面で引き合いに出す必要性も、蓋然性もない。
 青山学院大学は即刻、この教授を辞めさせるべきである。(青学よ「Shame on you」だ!)

 その番組で、出演している小説家も「徳川幕府が立派だったのは、この条約批准のためにアメリカに行った使節団〜」と言い出したので、(おっ、ポーハタン号の新見、村垣、小栗等77人の使節団の話をするのかな?)と思ったら、またまた、「福澤や勝海舟」ときた。
 咸臨丸は随行艦で、ホワイトハウスに行っていないのに、である。

 他の番組でも、全く噴飯物の酷い幕末の写真を例にして西郷隆盛の顔の話をしていたのに驚いたが、これは次回に触れる。


 ということで、やっと大正大学の話である。

 八重の桜で観光客が増えているであろう会津の飯盛山・白虎隊のお墓の近くににサザエ堂がある。御存知だろうか?



 外観は六角の塔で螺旋形をしている。自然に螺旋状に登っていくと上に辿りつき、そのまま下るのだが、その上りと下りの導線は異なり、出会うことがない。
 その他にも群馬県太田市、東京の羅漢寺、埼玉県児玉町にも似たものがあるらしいし、更に私は弘前でも見つけたが、その時は雪で、中には入れなかった。
 ところで、世界で最初に二重螺旋階段や多重螺旋階段を考え付いたのは、あのレオナルド・ダ・ヴィンチなのだが、こうしたサザエ堂の話は別の機会にする。

 さて、やっと大正大学さざえ堂に関する本題である。
 5月18日のさざえ堂落慶法要に招かれ、行ってきた。
 法要、感謝の集い、記念講演(トークショーと演奏)、懇親会と続いた。
 トークショーはさざえ堂壁画制作者の日本画家千住博氏とクリエイティブ・ディレクターで私と同じここの客員教授の榎本了壱氏。千住氏の渦巻きのお話がとても印象深かった。続いて今を時めく雅楽師・東儀秀樹氏の雅楽演奏。彼も私と同様に本大学の客員教授である。
 以前、大和市の薪能に野村万作氏や東儀秀樹氏を招いたことがあったのを思い出した。(今と違い、昔の大和市は文化レベルが高かったのですよ!)

 今の大正大学も同様である。新築の3号館・5号館、私が講義を行っている7号館、さざえ堂、千住氏と榎本氏の対談、東儀氏の雅楽演奏、素晴らしい懇親会(美味しい立食&コンパニオン)、南三陸支援の物産品等の記念品、等々である。

 ちょうど東儀氏の演奏の前に宮城・石巻の地震が起き、少し揺れたのも印象的だった。
 大学構内の地蔵通りに続く庚申通りに面したアンテナショップで宮城県南三陸町の物産品を買って、帰路についた。

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2013年5月1日(水) 13:12

大河ドラマと放映中の八重の桜について

 今年の大河ドラマ「八重の桜」はなかなか良い。

 ストーリーはともかく、時代背景の描写(たとえば「蛤御門の変」とか)や、放映後のその時のテーマに関する解説、嫌味やケレン味のない役者、などである。

 先ず描写であるが、最初の頃に感心したのは第13代将軍の徳川家定が大きく後ろに反り返ってから言葉を発した場面である。
 様々な歴史書に掲載されている家定は、「声が小さい」、「近親の限られた人にしか言葉が理解できない」などとあるが、ハリスが謁見した際の記録によると、将軍家定は発言の前に大きく体を後ろに反らせ、足でドンと床を踏む動作を3〜5回ほど行ってから言葉を発するが、話すと流暢に話した、とある。
 その一部ではあったが、体を大きく反らせてから発言していたその描写には感心した(ほとんどの人は見過ごしただろうが・・・・・)。

 次に放映後の次週予告に続く「解説」である。
 われわれ多くの人は、会津の松平容保と桑名の松平定敬が兄弟であることは知っているが、生まれは尾張徳川家の3代目に分家した高須家であり、他の2人の兄が尾張徳川本家を継いだ慶勝と茂徳で、彼らを“高須四兄弟”と呼んだことは案外知られていない。これも解説の存在価値を高めた。
 尊皇倒幕時、徳川御三家でありながら尊皇思想だった尾張徳川家の存在は大きかったのである。
 孝明天皇と京都守護職松平容保の強い信頼関係の描写も良い。会津は徳川親藩でありながら、容保は尊王思想が強かった。
 幕末期に、御三家の尾張藩が尊王(皇)・勤皇思想だったのは、尾張が御三家筆頭にも拘らず、第八代将軍に紀州の吉宗が就任し、その後、徳川宗家がずっと紀州になってしまったことへの反撥もある。最後の将軍慶喜も吉宗が家康の御三家に倣って創設した御三卿(後々後継ぎが絶えた場合にも紀州から出すため)の一橋家の当主であったが、気分の良いことに水戸から一橋を継いだ人である。すなわち、慶喜は尊王思想のバイブルのような『水戸学』の総本山、水戸の徳川斉昭の子であった。

 徳川将軍家(実はほとんど紀州家)と尾張&水戸の徳川家との歴史的確執はとても面白いが、その解説は別の機会(私の講演かな?)に譲る。

 最後に出演中の役者であるが、皆、良い。
 主役やバイプレーヤーも良いし、いつもわざとらしい西田敏行も今回は嫌味や外連(ケレン)味がない。

 またまた言及して悪いが、「龍馬伝」は酷かった。
 貧相で薄っぺらな唇の薄汚い着物や髪の龍馬(福山なんとか)、とても汚く(歯まで汚して)怒鳴ってばかりの岩崎弥太郎、わざとらしい演技の武田鉄矢の勝海舟、などなど、再放送も見る気がしない。
 先日、さがみ龍馬先生顕彰会の溝淵会長の招待で、高知県東京事務所の新所長、副所長などと会食をした。
 地元の評価によると、地理的に岩崎弥太郎と坂本龍馬路の接点には大いに疑問が残るとのことであった。
 また、三菱グループから岩崎弥太郎の役作りについてのNHKにクレームがあったとのことである。当然であろう。

   再び批判するが、龍馬と新撰組の近藤勇が直接(それも2度も)刃を交えるなんて、噴飯物のNHK大河ドラマであった。

 ところで、NHKに提案する。
 幕末期を大河ドラマで取り上げるなら、是非とも日米修好通商条約批准のためにアメリカに渡った77人の徳川幕府の使節団(断じて、随行艦の咸臨丸ではなく、正史・副使・目付らが乗って東海岸まで行ったポーハタン号)を、目付の小栗豊後守忠順(通称小栗上野介)を中心にするドラマである。
 ニュー・ヨークのブロードウエイでの大パレードや、ホワイトハウスでのブキャナン大統領謁見など、見せ場は幾らでもあり、日米合作にしても良い。
 民主党政権時代の“トラスト・ミーお馬鹿さん総理”や“中国大握手土下座外交の小沢”が過去の人になった今、安倍親米政権の目玉になる。
 海外取材で、我々の受信料を湯水のごとく使うNHKの体質にもピッタリである。
 いかがでしょう? NHKさん。

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