土屋きみやす−ツッチーレポート

2019年04月の記事

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2019年4月23日(火) 11:02

戦い済んで 日が暮れて(第一回)

 まず、今回の大和市長選挙に立候補した二見けんすけさんの大いなる勇気と決断に対しまして、敬意を持って賞賛の言葉を申し上げます。
 困難な状況に対して、群れの中から最初に飛び込む勇気あるペンギンを「ファースト ペンギン」と称する(実際ペンギンはそういう行動はしないらしいが・・・)言葉がありますが、今回現職が無投票当選かといわれた大和市長選挙に果敢に立候補した二見さんの決断は「ファースト ペンギン」よりもはるかに勇気ある「オンリーワン ペンギン」でした。
 結果は残念な票差での落選でしたが、短期決戦としては大健闘でありました。
 市長選挙など自治体の首長を選ぶ選挙は、のんきな国政選挙のような“繰り上げ当選”や“比例併用での当選”もなく、負けは負けなのです。ただし、4年の任期中、現職に何が起きるか(例:病気・事故・死亡・スキャンダル・犯罪など)解りませんので、二見さんには、4年間ずっと臨戦態勢をお願いします。
 縁起でもない事、嫌な事を言うようですが、私は12年間の大和市長在職中、常にそういう事態にならないよう気をつけて自己を律し、職務に邁進しておりましたが、事実、最近でも茅ヶ崎市の服部市長は現職中に急死いたしました。

 さて、総括です。
 まず大木市長が出馬表明を選挙の直前までしなかったのは、3月議会の最終日に「大和市長の在任期間に関する条例を遵守する旨の大和市議会の決議を求める陳情書」を議会が採択するのか、不採択なのかといった結果を見る事と、その結果に対する大和市議会の「大和市長の在任期間に関する条例を遵守する旨の決議」の採決の結果を見ることでした。要するに、彼の論理は、「出馬表明もしていないのに、自らが制定した多選自粛の遵守を求めるのは”仮定の議論”である」というものらしかったようでした。批判を避ける意味で、なかなか出馬表明をしなかったのに、多くの人が、批判はしても、いわゆる“オンリーワン ペンギン”にならなかった結果が将に現職に有利に働きました。もしかすると「無投票四選か?」とまで言われていたのですから・・・・・。
 結果論ですが、二見さんでもどなたでも、もっと早い段階(年明け前頃)で「多選自粛条例を制定した現職は、まともな人間ならまさか立候補しないはず」という前提で出馬表明をして、各駅での朝立ちや、挨拶まわりを行っていれば、ずいぶん状況は替わっていたと思います。

 次に、選挙の2人の公約や現職の実績(?)などに言及しますが、その前に、二見さんは「多選反対!」を言うよりも「世代交代!」を訴えたほうが良かったと思います。「70歳代を高齢者と呼ばない大和市宣言」とは、将に本人が年齢を指摘されたくない現れでした。二見さんは、計り知れない、輝かしい未来がある30歳代です。平成23年市長選挙の荻窪さんや、平成27年の橘さんとのような一回戦敗退は避けるべきです(と、平成19年に負けた私が23年には出なかったのに言うのも変ですが・・・)。
 選挙時の公約や、現職の実績(?自画自賛、時代背景の違い、私の撒いた種の刈り取りなど)は第二回のブログに言及しますが、3月議会最終日の市長の“不規則発言”についてふれます。
 「不規則発言」とは、「規制や決まりに則(のっと)らない発言」で、大木さんは議会でこれをやってしまいました。
 そもそも、議会に出された陳情や請願を審議し、討論を経て、採択か不採択かを決することや、議会が意見書や決議を討論を経て採決するのは、三権分立の一つである議会の専権事項であります。 そこに傍聴者が発言をしたりヤジったり、ましてや議員でない首長や執行部(理事者側、行政の人々)が発言を求めたり、議長の許可ももらわずに発言する(ヤジる)事は恥ずべきことなのです。 議員間で行われている決議の賛成討論に対し、市長がヤジを飛ばした今回の事は、前代未聞で、まともな議会(議場)では考えられません。
 この場合議長は、
 「議長の名において市長に申し上げます。陳情や請願の審議、また意見書や決議の審議は、議員間で議論して採択か不採択か、または採決か不採決か、を論ずるのでありますから、不規則発言は厳に慎んで下さい」と。
 木村議長は(たとえ議会事務局の原稿を読むだけの操り人形でも)そう言えたのでしょうか? 今回の市長の不規則発言は、議事録から削除しないで、是非後世にそのレベルの低さを記録として残して置きたいものです。

written by kimiyasu [ツッチーレポート] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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