土屋きみやす−ツッチーレポート

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2017年10月23日(月) 11:07

戦い済んで日が暮れて・・・。

 第48回衆議院議員選挙が終わった。
 事前予測に大きく違わず、大きな変化もなく、将に「戦い済んで、日が暮れる」感でした。

 先ず自民党ですが、このタイミングでの解散は結果的に成功でしたが、もし、“敵失”がなければ、政権交代とまではならないまでも、もっと違った(自民党には厳しい)結果になっていたかもしれません。
 今回の自民圧勝で安倍さんは引き続き政権を担うと思いますが、政権運営次第では直ぐにレ―ムダック(死に体)となり、次のリーダーを模索する動きが始まるでしょう。
 次の総理候補(自民党の総裁・リーダー)と目されるのは石破茂さんか、岸田文雄さんか、野田聖子さんあたりといわれていますが、今回の選挙戦の中で注目されたのは小泉進次郎さんでした。彼は応援演説の中でも安倍さんの加計問題に対する説明責任をしっかり求めていたし、何よりも安倍さん以上の“人寄せパンダ”役を果たしておりました。
 もし自民党が安定政権を求めるならば、大胆な人事で小泉進次郎さんを次期リーダーに育てるべきでしょう。
 今回の選挙結果で更に、派閥中心の総理・総裁、大臣を生み出すであろう自民党に30歳代の総理大臣を誕生させるのはとても期待できませんが、国民・有権者に、政治に期待感を持ち続けさせるにはそのようなダイナミックな変革が必要です。

 次に公明党。
 山口代表はとても演説が上手で、あのソフトな人柄は、公明党以外の人たちにも好感を持たれていると思いますが、今回の選挙中の他党批判は見苦しく、聞き苦しかった。
 更に、憲法改正と消費税の増税という自民党の政策に安易に与するのは、支持母体の人たちに支持されているのであろうか?
 はなはだ疑問である。
 公明党は“平和と弱者の側に立つ政党”だったのではないのでしょうか?  敗因は自分自身にあった。
 今からでも遅くない。権力にしがみつくより、与党内のご意見番に徹するべきである。

 さて希望の党である。
 小池百合子さんの『排除』という言葉(たとえ独り歩きだとしてもキツイ!マスコミは「暴力団排除」の時にしか使わないらしい)が、有権者の期待を裏切った、といわれるが、その以前に私は次の数点を問題にしたい。
 @ まず憲法改正問題である。あれだけ明快に憲法改正OKと言われると、(なら自民党政権のままで良いじゃん、「希望の党」って    自民党の補完政党?投票や〜めた)と思ってしまうのは私だけでしょうか?(どうして私に相談しなかったのか?)
 A 次に原発ゼロ問題。長期的には了としますが、原発が化石燃料より環境面では優しいというプラス面や、小池さんの持論であるプロセスをチャンと説明して欲しかった。(どうして私に相談しなかったのか?)
 Bそして私が何よりもガッカリしたのは「3都物語」という思い付きのような言葉と動きだった。大阪や何処かの道府県の事よりも、小池さんは都知事であり、新党「希望の党」の代表なのであるから、東京という(小さな国よりもはるかに大きな予算規模の)地方自治体と日本という国のあり方を問題提起するべきであった。そしてそこに、都知事のままで立候補(単独比例の、それも最下位で)するための論理性(正当化・エックスキューズ)を求めるべきであった。(どうして私に相談しなかったのか?)
 C もうひとつ、「希望の党」という党名である。頭の悪い私は、選挙中に何度も(小池さんの党はエーと「幸福」?「希望」?と)反芻してしまったように国の将来を託するネーミングでない、単なる、何かの単語を形容する言葉でしかなかった。(どうして私に相談しなかったのか?)

 最後に「立憲民主党」である。
 この政党の立ち位置を表す“リベラル”という言葉に関しては今回どうも悪いイメージが付きまとい、“リベラルな市長”だった私としては甚だ不満であるが、「立憲」というネーミングには脱帽である。
 この政党の大勝の原因は、判官贔屓と、希望の党への失望が大きな要素であるが、私はこの政党名の良さも大いに寄与していると思っている。「みんしん(民進?)→?「妊娠(?)」と聞き間違える今までの政党名よりはるかに良い!

 閑話休題

 ここで、明治23年の第一回総選挙に言及する。

 「日本人が自らの意思と努力で憲政をやってみた日本のデモクラシーの原点ともいうべき選挙であったが、すべての本に、この選挙は干渉も腐敗もまったくなく、理想的に行われたと書いてある。」(岡崎久彦著 『陸奥宗光とその時代』より)

 この時に当選した人々は、今の政治家とは雲泥の差で、将に“綺羅、星の如き"な政治家たちであり、後の歴史に名を残しているそうそうたる人物ばかりであるので次回、できるだけ一人ひとり紹介するつもりでいる。  この時の政党名が板垣退助の「立憲自由党」であり、大隈重信の「立憲改進党」であった。ネーミングは大切である。

 小池百合子という1人の女性の感性では、とても国民・有権者の心に訴える党名は出てこない。(もう一度!どうして私に相談しなかったのか?)

written by kimiyasu [ツッチーレポート] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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