土屋きみやす−ツッチーレポート

2018年10月15日の記事

2018年10月15日(月) 18:12

久し振りの講演

 母校である県立厚木高校の同窓会「戸陵会」には各支部がありますが、女性(OG)で構成する「さくら戸陵会」というのがあり、このたび講演を頼まれました。
 テーマは何でも良いとのことでしたので、今年の大河ドラマ「西郷どん」から、西郷隆盛と坂本龍馬を中心としたお話しにいたしました。
 与えられた時間は40分という短い時間でしたが、結果的にずいぶんオーバー(約1時間)して、その上に西郷隆盛で終わってしまいました。
 レジュメをご覧ください(資料・ただし龍馬関係は除く)。



 最初に西郷隆盛の語録である『(大)南洲(先生)遺訓』の中からいくつかの文章を紹介(資料)し、その由来である、庄内藩との交流のお話しをいたしました。
 (このお話は西郷を知るとても良いお話ですが、ここでは省略。)




 続いて、岩倉具視たちが足掛け3年もの永い時間、日本を留守にして米欧に出かけた、いわゆる「岩倉使節団」の留守を守っていた西郷隆盛や江藤新平、副島種臣たちの業績(@版籍奉還A外交問題への着手B徴兵制度の導入C秩禄処分の断行D地租改正E学校制度の確立F国立銀行G警察制度など)を列挙し、その決断力と実行力の素晴らしさをお話ししました。

 後半は、西郷隆盛が下野した原因の“征韓論”について。
 当時、決して西郷が征韓論者なのではなく、世情にこそ彷彿と湧き起きつつあった朝鮮半島に対する、過激な外交対策に対して、西郷は単身で外交交渉に向かうという決意を、岩倉具視・大久保利通・木戸孝允などに反対されのが、下野の大きな理由であったという実話を豊富な例示を挙げてお話ししました。

 更に、西郷以外のいわゆる明治の元勲たち(岩倉・大久保・木戸・伊藤博文・井上馨・山県有朋たち)の汚職や、不正な官有物の払い下げ事件などを列挙し、明治という時代の西郷一派以外の恥部・暗部もお話ししました。

 講演の中で、
 内村鑑三の『代表的日本人』から、

  「維新における西郷の役割を余さず書くことは、維新の全体を書くことになる」

 という言葉や、北一輝が、

  「西南戦争を維新革命の逆転、あるいは不徹底に対する第二革命だとみなした」お話を紹介しました。

 大いに時間を超過した講演の纏めとして、新渡戸稲造の『武士道』から、

  「知識はこれを学ぶ者の心に同化せられ その品性に現れる時においてのみ 真の知識となる」

 という言葉を皆様にお送りし、お話を終えました。

 このブログの最後に、懇親会での集合写真をアップいたしますが、参加者の中から個人情報や肖像権でのクレームがあった場合は、即、削除いたします。



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