土屋きみやす−ツッチーレポート

2007年8月20日(月) 00:00

2007/08/20 15:30

 やっと北海道報告の第2弾「栗山町」編です。
 芽室町からの講演依頼を受けた時に頭に浮かんだのは、知り合いの栗山町の中尾議会事務局長が以前から言っている「うちの橋場議長と市長(私のこと)をぜひ引き合わせたい」という言葉でした。
 中尾局長とは、徳島選出の国会議員で当時民主党政調会長だった仙石由人さんからの依頼で、四国4県の民主党地方議員の勉強会でそれぞれ講師をした時からのお付き合いでした。
 局長としては分権を推進し、21世紀の地方自治をさらに発展させている2人のキーパーソンを引き合わせたかったのでしょう。

 早速北海道の地図を見ると、栗山町は芽室町から札幌に移動する途中のあたりでした。
 行動的で図々しい私は、早速局長に手紙を書きました。
 すぐに中尾局長から電話がありました。
 「ぜひ途中下車して寄ってください。駅まで迎えに行きます。橋場議長にも会っていただけるよう連絡してみます。そのあと札幌には私が車で送ります。」
 こんな都合のよいスケジュール編成はありません。すぐにお願いしました。
 また「直接、芽室町と連絡しあってJRのチケットなど我々で行います。」とも言ってくれました。
 さらに「芽室町の担当は石田君でしょう?やっぱり・・・。彼は熱心だから。」とも言っていました。

 さて栗山町について若干書きます。
 議会基本条例を日本で初めて制定し、住民の代表機関である議会と住民の代弁者である議員としての様々な活動を実践している日本で最も先進的な地方議会です。
 そしてそのけん引役が橋場議長なのです(私は、陰の仕掛け人としてこの中尾局長の存在も大きいと思っています)。
 その栗山町議会の実践内容は「町民への議会報告会や町民との一般会議の実施」、「一問一答形式の実現」、「執行者側(町長など)への反問権の付与」、「議員間の自由討議の推進」などなどです。


橋場利勝議長と対談

 日曜日なのにわざわざ町役場の議長室で迎えてくれた橋場議長との会談は2〜3時間にも及び、突っ込んだ話やいろいろな質問、また私からの提案もすることができました。
 これからの地方議会や議員、さらには地方自治そのものの在り方を話しました。
 一つだけ具体例を挙げます。
 私が今後の地方自治体の課題として、前日に根室町でも問題提起した“単年度主義と総合計画の整合性など”を話題にしたら「栗山町ではこういうことをおこなっています」と、“中長期財政問題等調査特別委員会資料”を見せてくれました。

 改めてさまざまな実践をされていることに感銘いたしましたが、今後は個々の視察を受けるのではなく、ぜひ栗山町に全国の意識の高い地方議員に集まってもらい、日本中にPRし広める必要があると感じたのでした。

 比較しては失礼ですが、隣には財政再建団体の夕張市もあるし、北海道全体にも日本全国の食糧供給基地になり得る芽室町などの十勝地方や美瑛・富良野、旭山動物園など、今までの観光の目玉である札幌時計台やさっぽろ雪まつりを脱皮した北海道発の先進事例発信素材があらゆるところにあるのが北海道だと感じました。


栗山町議会の議席は対面式

 栗山町議会が自由討議を導入したきっかけは、写真のように元々議席が半円形で対面式であったこと、との事です。
 (今後、イギリス・スタイルとまではいかないまでも、国から地方までが同じの現在の教室形式も変わるかも・・・・。)
 当然、議員定数は減らしているとの事。

 栗山の議場について、執行者側に町長や教育長のほかに教育委員長・代表監査委員・農業委員会会長・選挙管理委員会委員長も常時議会に出席とのこと。感心しました。

 さらに写真は撮ってこなかったけれど、役場の机の上がきれいなことでした。職員の机の上に書類がなく、パソコンが目立ちました。書類はすべてファイリングされ、棚や引き出しに収められ、腰の高さから上は何もなく部屋中見渡せました。

 ほかにも、栗山町は部制度を5年ぶりに廃止する一方、前日の芽室町は部制度にするという話など、比較論が興味深かった。
 (他で得た情報によると、夕張市は町にならず市のままとのことですが、職員数は相変わらず多く、改善意識も労働意欲も感じられないらしい。)

 両町ともここで首長が交代し、その点でもそれぞれ比較論に花を咲かせました。

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