土屋きみやす−ツッチーレポート

2007年11月12日(月) 00:00

2007/11/12 10:20

 全国で最初に「議会基本条例」を制定し、注目を浴びている北海道栗山町の中尾議会事務局長から電話をいただいた。
 「総合計画について議会議員が市民の皆さんと一般会議を開催したので、その時の資料と会議録・ビデオを送ります」というものであった。
 翌日、それらが届いた。

 同封されたお手紙には次のようなことが記されていた。

 先日お電話申し上げました件のVIDEO及び資料を送付させていただきます。

 映像が良くありません。

 議会基本条例を制定し、最大のテーマに挑戦していますが、実際は大変なおもいをしています。

 土屋市長(ママ)にお見せ申し上げる程の事とは思いませんが、総合計画の議会案を提示する取り組みについてご評価を願いたいと存じます(良い意味だけでなく)。

 とり急ぎ送付申し上げます。


 さっそく、私は町側の原案と議会案を対比させた資料と当日の会議録を机の上に置き、じっくり2時間のビデオを見せていただいた。
 まず驚いたことは、議長をはじめとする出席議員と、栗山町総合計画審議会委員の皆さんの熱心さと建設的なご意見である。
 他の自治体とはいえ、とても興味深く、あっという間の2時間であった。

 見せていただいてすぐに、

 @ 橋場議長や議会案の説明をした山本議員(彼とも8月に訪れた時に会っている)と他の議員さんの発言に関して私の感想(評価)。
 A 審議会委員の皆さんの積極的な発言やその応答ぶり。
 B 議会案に関する私の感想。
 C 議会に対する今後の私の提案。

 などなどを手紙に書いてお送りした。

 また丁度この頃、大正大学での講義が地方議会に関してのところであり、栗山町議会については再三紹介していたので、これらの資料も使いながら栗山町議会基本条例の講義をした。
 90分授業の後半部分だけが栗山町議会に関してだったが、学生から鋭い指摘や感想があった。

 たとえば、傍聴者に資料を提供(第2条第3項)、会議の定刻開催(第2条第4項)、請願や陳情者を政策提案と位置づけその提案者から意見を聴く(第4条第4項)、議会報告会には全議員が出席(第4条第7項)などに対して「やることが当たり前なのに、わざわざ条文に書いてあるのはおかしい」というものであった。

 我々行政や議会に関わっている者には、こういった条文を明記しておくことは至極当然のことだが、純粋な若者には不思議に思えるらしい。
 将に「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」心境であった。

 栗山町議会には、これら学生たちの感想や質問・意見・評価も書いて送ったのは当然である。

written by kimiyasu [ツッチーレポート] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

Comments

TrackBacks

土屋きみやす−ツッチーレポート

MySketch 2.7.4 written by 夕雨