土屋きみやす−ツッチーレポート

2008年8月27日(水) 00:00

サザン・ライブ「真夏の大感謝祭」 (2)

サザン・オールスターズというか桑田佳祐の素晴らしさについて。

 まず桑田の声が日本人の好きなマイナーの音質にあっている。
 というより、声そのものがマイナー・コードの様なのであり、同時にビブラートしている。更に、だみ声っぽいところやしわがれ声っぽいところがそれらとうまくマッチしている。

 そして大変な詩人である。

 例)沢山あり過ぎるので「「愛の言霊(ことだま)」の1曲だけを挙げる。

 〜 生まれくる抒情詩とは 蒼き星の挿話 〜

 この詞を見ただけでは唄えるようには読めない・・・。
 私が“吟遊詩人”と称する所以である。

  詞(言葉)が素晴らしい例。

 「真夏の果実」という曲に「マイナス100度の太陽みたいに〜」という詞があるが、このフレーズを聞くたびに宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ〜」にある「寒サノ夏ハオロオロ歩キ」を思い出す。

 次に、どの曲もイントロが人を引き込むし、詞とメロディがとてもマッチしているので人口に膾炙するのであろう。
 詞とメロディのマッチングでは「ミス・ブランニュー・デイ」を挙げる。

 〜 夢に見る姿の良さと美形のBlue Jean 〜

 ビジュアル的にステージが楽しいことも多い。

 「マンピーのG★SPOT」や「エロティカ・セブン」のステージも面白いが、何といっても茅ヶ崎ライヴで大ブレークした「ホテル・パシフィック」の振り付けは最高である。
 昔の小川ローザが沢山出てくるし(むつけきおのこもいるが)、その振り付けは何度見ても楽しい。


 何といっても、バラード曲に秀逸なものが多いことにはふれなくてはならない。

 例)「いとしのエリー」、「希望の轍」、「さよならベイビー」、「TSUNAMI」、「涙のキッス」、「君こそスターだ」、そして私の大好きな「夏をあきらめて」や、多くが友人たちがトップに挙げる「真夏の果実」などなど。

 韻を踏む詞も心地よい。

 例)「エロティカ・セブン」の「喉がカラカラ」と「夜もバラバラ」や「命からがら」と「変身(ばけ)てギラギラ」。
また、「ごめんよ僕が馬鹿だった」の「Keep on crying」と「Keep on Trying」の部分などなど。

 多くの人の人生(過去や今、そして未来)に沢山のメッセージを送り続けていることも素敵である。

 「KILLER STREET」に収録された「BOHBO No.5」の詞にこんなフレーズがある。

 〜 若さが永遠ならいいな 
   死ぬまで青春なんていいな 〜
 
 〜 俺はふられたくらいじゃくじけない
   負けたら這い上がる 〜

 〜 人は誰もが舞台(ステージ)に立っている 
   輝く主役(ほし)になれ 〜
   ひとリひとりの命には意味がある 
   生きてく理由(わけ)がある 〜

 最後に、私も青春を思い出し胸がキュンとなる曲がいくつかある。

 茅ケ崎のパシフィック・ホテルはとうの昔に無くなったが、湘南ホテルも今はない。
 「夏をあきらめて」の曲を聞くたびに、なぜかそんな風景を思い出す。

 また、大学時代を思い出すのは「YaYa(あの時を忘れない)」である。
 「キャンパス」とか「涙のチャペル」とか、「互いにギター鳴らすだけでわかりあえる奴もいたよ」、「とびきりすてきな恋などもしたと思う 忘られぬ日々よ〜」で、青春がよみがえる。

 以上で私の分析を終わりますが、この分析やサザンと桑田佳祐さんに関するコメントをいただきたい。

 また、堅いブログをご希望の方は「http://www.geocities.jp/kimichan_tsuchy/」をご覧ください。

written by kimiyasu [ツッチーレポート] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

Comments

『ご返事が遅れまして』

土屋さん、ご無沙汰しております。お久しぶり。
わたしのブログにコメントをいただきながらチェックをマメにしていないので失礼いたしました。お申し越しの件、もちろんOKです。
わたしもどんどん歳を重ね、迫力が無くなってきました。まあ、もともとそんなに迫力があったわけではありませんけれど。
桑田佳祐はたいへんな才能だとかねがね思っているのですが、なにせ世代的にそんなに聴いているわけではありません。
むかし、原宿のセントラル・アパートに「ペンシル・ポインツ」というイラスト工房をやってた頃には、ビリバン、ブレッドンバター、ソニア・ローザ、マイク真木なんかの連中とも交友がありました。
オフコースの小田和正は大学の建築科の後輩らしいのですが、わたしは彼のサウンドがあまり好きじゃないので全く聴いていません。

written by 穂積和夫

『穂積さんありがとう。』

また、コンサートかBDクラブでお会いしましょう。

written by ツッチー

TrackBacks

土屋きみやす−ツッチーレポート

MySketch 2.7.4 written by 夕雨