土屋きみやす−ツッチーレポート

2009年11月4日(水) 00:00

神奈川県内各自治体で活躍する住民団体の連合会で講演を依頼されました

 11月3日、2007年に発足した「開かれた議会をめざす神奈川市民団体連絡会」の第2回総会第2部での講演を依頼され、横浜駅西口のかながわ県民センターにいってきました。
 この団体は県内の16団体で構成されており、またこの日は私が講師ということから、某市・町の議員さんや他団体の役員さんなども来ていました。

 私の写真は後日届くかと思いますが、とりあえずここでの写真に映っているのは開会の挨拶をしている代表世話人の赤倉昭男氏(相模原市議会をよくする会)です。

 さて、講演のテーマは「地方議会の存在意義」(レジュメ参照のこと)というものでした。

(開かれたぎかいをめざす神奈川市民団体連絡会 第2回総会第2部講演 2009・11・3)



『地方議会の存在意義』 レジュメ。

講師: 大正大学招聘教授・前大和市長 土屋侯保

1.地方議会の本旨。

  本来、国は議院内閣制、地方は二元代表制、なのに・・・。

議会制民主主義が解っているのか。



2.住民の役割                 (資料1)

  住民(市区町村民)の役割

  首長・行政の役割

  議会・議員の役割



3.議会は無くてはならないものなのか。     (資料2・3)

  地方自治法第94条の意味するものは?



4.住民自治の直接民主主義か議会制度の間接民主主義か。(資料4・5)



5. 議会の果たす役割とは。

  栗山町議会基本条例の意味するもの。     (資料6)



6. その他。



 国政は間接民主主義、地方自治体はむしろ直接民主主義的なスタンスのほうが“自治“という概念にふさわしいという話。


 国政は議院内閣制なのに、最近の大臣の中には内閣の一員というより相変わらず政党の代表というスタンスが目につくという話や、地方自治体は二元代表制なのに執行側にすり寄り、議会の存在そのもの自己否定するような可否同数に議長が賛成をして可決してしまうという行動や、議会制民主主義そのものが解っていない地方議員がいるという話など、アッという間の1時間強の講演と30分ほどの質疑応答、大いに盛り上がりました。

 さて、その内容ですが、資料は掲載しませんが、レジュメをご紹介いたします。

 レジュメの2は、日頃私が大学等の講義で使っている住民(市民)・市長(行政)・議会(議員)の関係。

 レジュメの3では地方自治法第94条が意味するものは“(町村の)地方議会は特別の事情が無くともそれを置かずに町村総会を設けるいことができる”という総司令部(GHQ)の当初の考え方の紹介など。

 レジュメの4ではジョン・ロックとジャン・ジャック・ルソーの紹介と大和市と多治見市の自治基本条例を例にしての直接民主主義と間接民主主義の話。
 レジュメの5では私も講演等に何度も招かれた北海道栗山町の「議会基本条例」の話など。

 結論は地方議会は無くともよいもの(地方自治法第94条)だが、存在させ続けるものであるならば栗山町議会のような存在であるべき、といったようなまとめでした。

 詳しく知りたい方は、是非私を講師として呼ぶか、この団体の方に内容を問合わせて見てください。

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Comments

『タイトルなし』

 講演ありがとうございました。
議会改革をテーマに現状では議員が保身を優先して、多くの有権者に対しては閉鎖的であることを、土屋先生の話を聞いて具体的にわかりました。
私が特に関心を持つ、自治法94条の住民総会について。
関心を持つ識者は多いのですが、講演の題材にして表面に出て投げかけられる人は土屋先生以外知りません。
たいへん励みになります。
町村議員は、選挙が楽で、死ぬまで議員をやっていたい人も多くて、
住民総会実現は、議員をひきずり降ろす他に道はなさそうと思われます。

written by 真鶴町議、高田昇

『高田さん:』

コメント有難うございました。

現状ではたとえ難しくとも、住民総会の実現に頑張ってください。

世の中の変化で、案外すんなりと何処かで実現することもあり得ます。(真鶴かも・・・)

「夢は見るものではなく、実現させるものである」

 御迷惑でなければ、選挙の応援に行きますよ。

written by ツッチー

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