土屋きみやす−ツッチーレポート

2013年6月23日(日) 11:15

いよいよ富士山が動き出した。

 といっても、本当に富士山が胎動始めたわけではない。世界文化遺産に登録決定された事である。

 しかし、富士山大好き人間の私としては、複雑な心境である。
 いつも美しいと感じるが、とりわけ山中湖畔旭日ヶ丘の別荘(友人の)から見る朝日を浴びて徐々に赤くなる朝焼けの富士、相模湾のヨットから見る江の島や烏帽子岩の向こうに見える真白き富士、鎌倉材木座あたりから見る真っ赤な夕日を背中に背負った仁王様のような富士、などなど、まるで恋する人を見るがごとく年中、富士を仰ぎ見ているのだが、どうも今回の決定で、他の男たちまでが我が恋人の素晴らしさを知り、注目し始めたような、そんな心境なのである。

 5年前ガイド付きの富士登山を初体験し、その経験(良くも悪くも)から、4年前からは単独の登山をしてきた。その初体験の最も大衆的で、安全で、歩行者天国のような大行列の富士吉田口から始まり、森林浴を楽しみながら森林限界線を越えて登る須走口、最も長い距離で人気がないが下りは飛ぶようにくだりおりる(大砂走り)御殿場口、最も短距離だが急峻な登りが続き宝永火口を右に見ながら登る富士宮口、そして友人をガイドしながら登った2度目の須走口。
 今年は3人の初心者に同行を頼まれているのだが、はたしてどんな混雑が巻き起こるのか?

 先日、写真家として高名で、富士山の撮影では最も有名な、さらに山中湖写真ギャラリーをも経営する富塚さん夫婦から、フジテレビからのアンケートに代わりに答えてくれるよう依頼があった。彼ら夫婦は富士山に登ったことがないからである。

 アンケートにも答えたが、富士山を楽しむには、1合目から登ることや、お中道(現在は途中から先は通行禁止)・御庭・奥庭を縦走するルート、富士登山ならぬ富士下山(5合目から3合目あたりまで下る)など、登山の楽しみもいろいろあり、更には江戸時代に大流行した“富士(不二)講”や東京の至る所に残る“富士塚”、富士信仰の登山者を案内したりガイドしてきた御師と呼ばれる人たちの歴史など、登山の歴史も多岐に亘り、多種多様である。



 昨年は頂上の御鉢めぐりの途中で御来光のあと西側に出た“朝日の蔭富士”を撮影することに成功した(写真)ので、今年は夕方、頂上から見下ろす東側にできる“夕日の蔭富士”を撮影したい。

 富士山の魅力には終わりがない。

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