土屋きみやす−ツッチーレポート

2014年12月25日(木) 00:15

大学j講義の10回目・11回目・12回目

 まず、10回目の2時限目の講義では、「イギリスのエベネザー・ハワードが提案し、実現したガーデン・シティとその後のニュータウン計画」と題して、日本で実現した“田園都市”の基になった“Garden City”の話をしました。




 まず@ハワードの人物について、A19世紀末のロンドン、Bルイス・マンフォードの言葉、Cハワードによって実現した「ガーデン・シティ(田園都市)」(図の資料)と,その後のニュータウン政策を講義しました。
 ここでは、資料の「E・ハワードについて」と「ガーデンシティの図」をご覧ください。

 4時限目は、「C『大和市自治基本条例』について。時代によって変わってしまうその価値観。」と題しての講義でした。
 資料は大和市自治基本条例の条例文そのものでしたのでここには掲載いたしません。
 関心のある方は申し訳ありませんが「大和市自治基本条例」を検索をして条例文をご覧ください。
 講義のほとんどは条文を読み込むことに時間が費やされたので、議会で論義された条文と、加筆・修正・削除の説明は次週になりました。



 そして11回目の講義。

 2時限目は、東日本の復興に提案する“田園都市私案”」と題して、東日本大震災直後に私が書いた「『東日本復興計画私案』 ―被災地を“田園都市”に―」を資料としての講義でした。
 この小論文は年明け後、遅々として進まない東日本復興に対して、どこかの企業か団体に送付して復興に参考に役立ててもらおうと考えており、そのとき同時にここ(このブログ)に全文アップいたしますので、その時お読みいただければ幸いです。


 4時限目では、条例案から修正、削除、変更された部分の説明をしましたが、あくまでもそれらの個所は制定された条例には無い部分でしたので、口頭と黒板へ書くだけにしました。
 ここではあえてそれらの部分を以下に列挙してみます。

 @ 第11条の第1項「子供は、年齢に応じて政策形成等の過程に参加することができる。」の部分を削除。
 A 第29条第1項中の「返還」の文言を「移転」に変更。
 B 第30条第2項中の、住民投票の結果を尊重すべきものに「市民」を追加。
 C 第33条の「この条例の改正にあたっては、自治の基本理念及び自治の基本原則にのっとり、必要な措置を講じなければならない。」を削除。

 その結果、つくる会の皆さんからは問題提起があったが、あくまでも議会が立法府であり議決機関であるかぎり、こうなったのである。
 参考までに反論の主張をお読みいただきたい。以下のような主張である。
 @は、「市は、子どもが健やかに育つ環境をつくる責務を有する。」という1項目だけになりました。
 Aは基地問題ですが、従来から国への要望や市の『大和市と厚木基地』という冊子、そして市是(市の姿勢を示す大前提)でも“返還”とうたっており、大和市議会自身も国への要望で「基地の返還」という用語を使っているのに変更したのである。(参考資料は「知天蒼」のその論点)


 Bは「市長及び市議会は、住民投票の結果を尊重しなければならない。」の冒頭に「市民、市議会及び市長は〜」としたものである。

 いわば、住民投票の“主体”である市民が、市議会と市長という“客体”にまで位置付けられてしまい、その趣旨と目的を逸脱し、法的にも制度的にも不適切な条例文になってしまった。
 Cは最高規範性を担保する規定であったが、この部分の削除により整合性を欠く事となった。

 12回目の2時限目と4時限目は共通の内容(「住民が果す“地域との連携”と“地域への貢献”のかたちを考える」で、資料のようなレジュメに従っての講義でした。



 レジュメに載せなかった言葉では「Spairal(スパイラル)」の説明をしました。従来「負のスパイラル」とか、「デフレ・スパイラル」といったように、あまり良い表現では使われない用語ではあるが、意味は「螺旋形・渦巻き線」であり、大正大学のサザエ堂の話など、講義ではまたまた横道にもそれました。

 また、直前の12月17日の日本経済新聞「大機小機」のコピーを配り、我が国の人口減少は怖くないという話と、私の持論である、田園都市(このコラムではコンパクトシティ―)と、同様に私の持論であるまちとまちをクラスター(ブドウの房)のようにつなぐ考え(このコラムではネットワーク化)を共に紹介しました。


 以上、関係者以外にはとっつきにくい内容になってしまったと思いますが、申し訳ありません。

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