土屋きみやす−ツッチーレポート

2015年10月10日(土) 23:50

近頃の○○○は・・・。

 古代ギリシャかローマで発見された石板に書かれた文字を苦労してやっと解読したら、「近頃の若い者は・・・」という言葉だったという話があるが、これはいつの時代も年寄りの若い人たちに対する気持ちは同じだということなのであろう。
 しかし私は、父からよく「後生畏るべし」と言う言葉を聴いていたので、若い人に対しては畏敬の念を持たなければいけないし、若い人には限りない未来や可能性があると思っている。

 むしろ、近頃の新聞のエッセイやテレビの映像に対するほうこそ、「今時(いまどき)の新聞やテレビは・・・」と嘆くことが多い。

 次元の低い新聞のコラムやエッセイには日頃から幾度となく辟易しているが、先日特に驚いた記事を紹介する。
 10月5日(月)の日本経済新聞夕刊に掲載された「就活のリアル」という文章である。書いているのはハナマルキャリア総合研究所代表の上田晶美という人で、タイトルが「FAXの送り方知らない学生」、サブタイトルが「社会常識身につけよう」というものである。
 ここでこの上田という人がインターンシップの学生を受け入れた企業の担当者から聞いた話と、御自身が受け持っている大学のマナー講座の女子学生の例を紹介しているのだが、
 @ FAXを送る時、電話番号に市外局番があるのを知らない
 A 封書で郵便を出す時、重さで料金が異なることを知らない
 B 紙の大きさに合わせたコピーが取れない
 C お茶の入れ方や、お茶に関する物の名称(急須・茶托・湯のみ・お盆)を知らない
 とあった。

 私が驚いたのは逆で、どこの学生か知らないがごく一部のこんな低レベルの学生を以ってして、今時(いまどき)の若者全体を論じて欲しくない、と、思ったのである。

 でも、(万一、もしかするとうちの学生も・・・)と思い、私が受け持っている講座の大学で、講義の最後に学生たち(2コマの学生それぞれ百数十人)に訊ねてみた。
 結果であるが、FAXを送った事はない(が、市外局番は知っている)という生徒が数人、お茶を入れたことがないという男子学生か1人、だけで、ほとんど(200人以上)の学生は常識として@からCは知っていたし、実践している、とのことであった。
 僅かな事例でそれが全体を表していると思ってしまうことはよくあるが、現に慎まなければならない。注意すべきである。


 次にNHKのテレビであるが、先日終わった朝の連続テレビドラマ「希(まれ)」で、希(まれ)の義父が輪島市長選に立候補し、その後当選した際、それぞれの場面で自宅に輪島塗の組合員を招いて、お酒やビールを飲んでいた。これは公職選挙法違反である。NHKこそ厳に注意すべき場面を不用意に放映したまま終了した。NHKの留守電にそのことを指摘しておいたが、選挙違反のまま逃げられた。
 また、大河ドラマの「花燃ゆ」で畑では顔に泥を、朝ドラの「あさが来た」でお習字の時には顔に墨を、朝ドラの「あまちゃん」で絵を描く時には顔に絵具を、安易に塗るがとてもわざとらしい。そもそも綺麗な着物を着たままなのに、である。
 「鶴瓶の家族に乾杯」は楽しい番組だが、鶴瓶の歩く後ろ姿をご覧いただきたい。後ろ姿に人の本性が現れるのだが、その後ろ姿はとても横柄である。  またお箸の使い方も普通ではない。1日練習すれば直るのに・・・。

 さて、新聞やテレビを見てはイライラしている毎日であるが、明治大学からも10月に3回の講義依頼を頂き、急に忙しくなった。
 大正大学の講義もオリエンテーションや基礎編から、いよいよ本格的な内容に入って来たので、次回のブログでは講義の内容を真面目にお知らせする。

 最後に、現在のところの予定であるが、年明け来年の1月10日に島根県松江市の松江歴史館での講演を頼まれている。
 その内容は、出雲松江藩の藩士で「江戸に知らぬものなし」といわれた“奇人天愚孔平”の話である。
 出雲までわざわざ来ても、必ず楽しんでいただける講演でありますので、是非、松江への旅を予定しておいて下さい。

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