土屋きみやす−ツッチーレポート

2019年1月27日(日) 22:49

書を観賞してきました

 上野の東京国立博物館平成館で開催中の「顔真卿 王羲之を超えた名筆」を見てきました。



 王羲之の「蘭亭序」(犬養毅が所蔵していた、いわゆる犬養本)、唐の時代に楷書の典型を完成させた欧陽詢、虞世南、褚遂良の書、その三大家の伝統を継承しつつ新たな書法を創出した顔真卿(今回の主役)等の、その膨大な書の数々に圧倒されつつ、充分満足しつつ観賞しました。
 私は書の方はさっぱりですが、20年ほど以前、ピッツバーグの友人宅を訪れた際に(何か東洋的なお土産はないか?)と考え、私の書いた「王羲之の蘭亭序」の掛け軸を持っていたことがあります。今もピッバーグのM氏宅かアメリカのどこかに残っているかどうか分かりませんが、思い出すだに冷や汗ものです。
 この展示物の撮影はもちろん禁止ですが、唐玄宗の筆になる「紀泰山銘」だけは近づいての観賞も撮影もOKでした。



 残念な事にここでも 「立ち止まらずに 歩きながら見て下さい」 と、係り員が追いたてていました。
 私に対しては言いませんでしたが、もし私に向かってそんなこと言ったら、
 「書を観賞するのに歩きながら、というのは失礼だ!」
 「1600円も取っておきながら!」
 「ロンドンの大英博物館は入場無料で、そんなこと言わないぞ!」
 と言ってやるつもりでした。
 平成館を見た後、ついでに本館にも行き、書、絵画、陶磁器、刀剣、鎧、兜などなどの国宝なども観賞していたら、すっかり夕方になってしまいました。
 東洋館の「白磁の誕生と展開」や「王羲之書法の残影」も見たかったのですが、これらは次回三月末ごろ、桜の季節に解放する庭園と共に、来ようかと思いました。
 たまたま本館に展示されていた青磁の碗をご覧ください。



 これは室町幕府の足利義政が所持していた時、ひび割れが生じ、中国に送ってこれに代わるものを求めたところ、明時代の中国にはもはやそのようなものはなく、鎹(かすがい)で止めて送り返されてきた。この鎹を蝗(いなご)にみたてて「馬蝗絆(ばこうはん)」と名付けられた。
 という、有名な青磁輪花碗 銘「馬蝗絆」(中国・龍泉窯)“重要文化財”である。
 もう一度、我が家の青磁の一輪差しもご覧いただきたい。


 我が国の重要文化財と、我が家の安物との違いが判る人は?

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